チンチラ

  

食  性

チンチラは、アンデス地方の寒冷乾燥地帯に生息しており野生下では、草や葉、果実、木の皮などを主食としています。消化管も長く、特に大腸は小腸の約1.5倍ほどもあり、これは乾燥地帯に住んでおり効率よく水の再吸収を行うのに適している。

食餌バランス

一日に摂取する量 約20g
たんぱく質 約16〜20%
脂肪 約2〜5%
繊維質 約20%

食餌の種類

主食になるもの チンチラ用ペレット
牧草
副食 野菜(生・乾燥)
野草(生・乾燥)
オヤツ 果物(生・乾燥)
ナッツ類(くるみ・ひまわり・大豆など)

与え方の一例

チンチラは夜行性なので、基本的に一日一回夕方に与える。ペレットフードを一掴み(約大匙山盛り一杯)程与える。牧草は、常に食べられるように補充していく。生の果物・野菜・野草は水分が多いため摂り過ぎると下痢になったりするので注意しましょう。また、自家摘みの野草は、排気ガスや農薬、動物の糞尿などで汚染されていることがあるので水で良く洗って水気を切って与えましょう。おやつは、一日一種類選んで、軽く一つまみ(小さじ半分)程度。肥満気味の子には、与えなくても良いくらいと考えて良いと思います。

与えるときの注意点

チンチラは、ペレットフードを少し齧って食べるのを止めたり、食べる量にむらがあったりします。牧草などを入れておけば、そちらのほうを食べていると思われます。一日の便の量を観察して、小さくなっていたり、数が少なかったりした場合は、食欲が無いというサインになります。その時は、早めに動物病院に連れて行きましょう。餌は、残っているからといって入れ足したり、そのままにしておくと痛んだりします。もったいないけど、全部捨てて入れなおしてください。新しく入れると食べてくれたりと、ヒトには解らないこだわりがあるのかも知れません。必ず、毎日新鮮なお水をボトルに入れて飲めるようにしておきましょう。水分の取りすぎによる、軟便や下痢の場合、生野菜や果物の量を減らしてください。